誰が返品率を上げているのか

結局取次がどーしようもないんじゃ説 - 60坪書店日記より。
ランク配本は版元が配本数を決めるシステムなので全部が全部取り次ぎの責任ではないけども。
まぁ、みんな分かってるとは思うけど、あえて図にしてみたよ。
とにかく書店は売り切らしたくないのですよ。だけどモノはこないので以下無限ループというわけです。これが現状。

理想的な状況はこんな感じ。初回配本を適正にしてくれるだけで、だいぶ違うと思うんだけどね。
まぁ、これは実用書とかビジネス書には適用しにくいでしょうけど。
もちろん、書店側も返品可能であるということに甘えて過剰な発注をしている場合があるのでお互い様じゃんとも言えるんで。

以下追記。
上記図に書いたような「過剰な追加注文分」が返品につながるのは、ウチのような中小書店の場合であって、ナショナルチェーンのような大書店ではむしろ「新刊が大量に送品されてくる」方が多いのかもしれない。
中小書店では新刊が配本で足りるというのはあまり無いので、知らんがな、という感じ。
で、結局そういう大書店で大量に返品しているのであれば、中小書店の過剰発注などは微々たるものかもしれないと思った。
ま、どっちにしろ配本が適正じゃないという結論にはなるんだけど。