一般書店における、オタク系商品に対する共通意識とウェブサイト活用

とらのあなにてMF文庫Jのしおりをプレゼントするフェア告知のウェブページがあった。
実はここにあるしおりは、とらのあな限定のものを除けば、ウチにも届いているので、その気になればフェアを組める。
しかし、実際にできるかといえば別問題。書店側の怠慢といえばそうなのかもしれないが、一般書店ではライトノベルへの理解度はかなり低い。スニーカーと電撃の区別の付かない書店員(バイトを含む)は多い。あるいは、講談社文庫の高里椎奈『薬屋探偵』シリーズをライトノベルに分類してみたり、電撃文庫ミミズクと夜の王』を一般の文庫に分類してみたりする。こういう書店員が「MF文庫Jを区別して、買った人にはしおりを選んでもらってね」というレジオペを確実に行うのはかなり難しい。もっと単純に言えば、レジオペは最低限にしたいというのがある。それでなくても確実性を期待される仕事が、多岐にわたるからだ。よって、一般書店ではレジで選んでもらってプレゼントというのは難しい。
しかし、せっかく拡材があるのにそれを活用できないというのは、非常に口惜しい。書店員全てがライトノベル(やコミックス)に精通していたとしても、告知が十分にできなければ効果が薄い。やはり効果的なのはウェブサイトを使った告知だと思われるが、残念ながらウチの書店はウェブサイトを持っていない。店頭でのアピールでは、最初からウチの店に来ていただいているお客さまにしか伝わらない。あ、ポイントカードがあるか。メールアドレスを登録しているお客さまにメールで告知はできそうだ。ただ、本当にそういうことができるかどうかは知らないが。やはりもう少しITというものを活用しないといけない。
あれができない、これができないという言い訳が多いですね。なんとかできるところはやっていきたいです。
とりあえずMF文庫Jのしおりは「ご自由にお持ちください」コーナーに置いておきます。ああ、「ご自由に」にするとごっそり持ってく自己中心的な人がいるので、枚数制限をつけますかね。