角川文庫の2007年度の実績が届いたよ

まあ、POSデータ送ってるのに7月入ってから前年度実績ってのも何だかなと思いつつ。
男性(少年)向けは、おかげさまで前年度比で110%以上の売上で、おそらく男組*1から落ちることはないと思われます。富士見ファンタジア文庫とドラゴンブックは130%という好成績。一方富士見ミステリー文庫は6割程度に留まったけど、前年度が若干良すぎた*2のと、そもそも刊行数の減少があるのでこんなもんだと思います。
問題は女性(少女)向け。ビーンズ文庫は辛うじて数%だけの減少で踏みとどまりましたが、ルビー文庫を加えると1割減。ルビー文庫単体で見ると4分の3です。なかなかに厳しい。もともとBLに力を入れてる店じゃないので、ルビー文庫が足を引っ張る形に。手元にある2007年5月までのデータだと、ビーンズ単体では特約店圏内の順位なのに……。何とかビーンズ単体で特約店制度を作ってくれないものか。という話はすでに角川書店の中の人には伝えてあるんだけどね。
だってさー、スニーカー文庫富士見ファンタジア文庫の距離と、ビーンズ文庫とルビー文庫の距離が同じなわけないじゃん。深い溝が存在してるじゃん、少女小説とBLの間には。と思うんですがいかがですか。

*1:角川グループパブリッシングの少年向けティーンズ文庫ジャンルの特約店。これに入っていないと配本がほとんど無い

*2:たぶんこれのせい→http://d.hatena.ne.jp/mayoneez/20060619/p2