啓蒙というと大袈裟過ぎるが

くじけた。かーなーりくじけた。 - 60坪書店日記より。

呼び出しがあり、急遽バイトに行った。で、レジが空いてきた時間に、おそらく入ってくるであろう電撃新刊用のスペースを空けていた所、「電撃文庫の発売日なのに新刊がないってどういうことですか。売る気あるんですか」とのお客様と遭遇。

くじけた。かーなーりくじけた。 - 60坪書店日記

僕が書店員としてブログを書いているのは、上記のような事を減らしたいからだった。最近はあまりそんなことは意識していなかったが。
とかくお客さまの怒りは、書店に向けられがちだ。発売日なのに並んでいない。注文品の入荷が遅い。乱丁落丁がある。買ってみたら汚損本だった。付録が付いていない。テレビでやっていたあの本が無い。等々。
中にはなんで書店が悪くないのにあやまらにゃならんのかと思うこともある。版元、取次が直接謝罪しやがれと思うこともある。
でも、新刊が来ないとか、特約店になれないというのはとどのつまり「そういう店」だからなので、厳しいことを言ってしまえば書店が悪いということになる。でも消費者が求めている場所に入荷しないってのは、構造がダメダメってことだよねぇ。
最初は、お客さまに言い訳をするためにこのブログを始めたんだった、そういえば。数年前に電撃組のことを書いたのもそういう思いからだった。
これからも、言い訳を書きつづっていこうと思います。