これは不誠実だな

http://www.yanmaga.kodansha.co.jp/ym/oshirase/owabi_kaiji2/kaiji2.html
賭博堕天録カイジ10巻にある印刷ミスの件。
店頭在庫はどうすればいいのかと電話で講談社に問い合わせたが、購入したお客様の交換には応じているが、書店向けにはやっていない。やってもいいけど、時間かかるから店分は売っちゃいなよ、とのこと。
不良品を買わされるファン、知っていてそれを売らなければならない書店。辛いんですが。
版元の説明では不良品ではなく、「雑誌掲載時と違う印刷になっている部分がある」だけで、今出回っているものも正しい品ということらしい。「印刷工程の手違い」なのに不良では無いと。
既視感のある展開に記憶と記録をあたってみたところ。バガボンドのコミックスでも同じような事があった。→http://d.hatena.ne.jp/mayoneez/20051018/p1
このときの初版分も「不良」ではないという扱いだった。作者の井上雄彦は自分のサイトで謝罪までしていたのに。ミスの内容も今回と非常に似ている。雑誌掲載時にはあった書き文字がコミックスでは消えていたのだ。
版元的にはコミックス化作業に伴うリファインの一種だと思っているのかもしれないが、なかったものが書き足されているなら問題なかろうが、有ったはずのものが無くなっているのは、ファンにとってはそりゃー良い気はしないだろう。
僕は不誠実な対応だと思う。